玄関 電気錠 プッシュプル錠 YKK MIWA 錠前/鍵交換 修理 生体認証リーダーに静脈をかざしても解錠されない事がある 【仙台市泉区】


こちらのドアは電気錠のツーロック仕様です。扉を閉めると自動施錠、解錠はリーダーに静脈をかざして行います。停電時等の電力が供給されていない時は鍵で手動解錠する事も可能です。
本来はリーダーに静脈をかざせばすんなり解錠されるはずですが、時々しか解錠されない状態です。一見リーダーに不良がありそうですが実はリーダーには問題が無く、原因は「電動サムターンのモーターの劣化」と「ケースロックの劣化」によるものでした。電動サムターンのモーターが劣化すると出力不足となり動作が鈍くなります。更にケースロックが劣化するとより力を入れないと操作が行えなくなります。本来より力を加えないと操作出来なくっているケースロックを出力不足のモーターで回そうというのですから、解錠動作が不安定になっている訳です。このままではいづれ電動では解錠出来なくなります。
【BEFORE】左から順に室外側、扉側面、室内側
錠前は約10年ご使用との事ですので相応に経年劣化しています。静脈認証リーダーに関しては2年程しか使用していません(以前は指紋認証リーダーを使っていて、2年前に静脈認証リーダーへ変更しています)ので、まだ故障には至りません。
因みにこちらのお宅は高品質な生体認証リーダーをご使用ですので問題はありませんが、安価な生体認証リーダーは動作不良が頻発したりすぐに壊れたりしますので絶対に辞めた方が良いです。最悪家に入れなくなります。やはり防水仕様の屋外設置可能な高品質生体認証リーダーですと、機器単体(設置工賃含まず)で最低数十万~100万円位が目安になってくると思います。
動作不良改善の為、経年劣化した錠前部品を交換致しました。
部品(左:既存品、右:交換品)
部品交換後は正常に動作するようになりました。ご依頼ありがとうございました。
【AFTER】左から順に室外側、扉側面、室内側
今回の部品交換の概要
・手動での鍵の開け閉めに関しては利用可能な状態に復旧しました(但し、シリンダー部が故障した際は別途交換する必要があります)。
・電動での鍵の開け閉めに関しては利用可能な状態に復旧しました(但し、他電動関連部品も関係してきますので、それらが故障した際は別途交換する必要があります)。
~鍵の操作・扉の開閉に動作不良が出ている方へ~
動作不良を放置して使用を続けると、いずれ完全に故障した場合開かなくなる等のトラブルや重大事故に繋がる可能性があります。
部品交換・修理等は扉が開いている状態でないと出来ませんので、開かなくなってからですと解錠費用も別途発生致します。そうなる前であれば交換・修理費用だけで済みますので、不調の方はなるべくお早めにご相談下さい。交換・修理のお見積もりは無料です^^
錠前メーカーで構成される「日本ロック工業会(JLMA)」により、製品の経年劣化による重大事故を防止する事を目的に、錠(カギ)の耐用年数ガイドラインが設定されています。
◎一般錠=10年
◎電気錠=7年