事務所入口 ステンレス製親子扉 親扉キーレス錠取付及び子扉フランス落とし錠交換工事 長沢製作所製KEYLEX(キーレックス)500/22270 シブタニ製DE-150/DB55 【富谷市】
本日は会社事務所入口のステンレス製親子扉の作業です。
作業は2つございまして、1つ目は親扉へ「キーレス錠取付」、2つ目は子扉の「故障した鍵の交換」です。
順番にご紹介致します。
・① 親扉「キーレス錠取付」
以前は暗証番号入力タイプの電子錠を取付されていたみたいですが、動作不良やトラブルが何度かあったそうです。やはり電気を使う製品である以上は耐用年数も短くなりますし、通常のメカニカル錠に比べトラブルは多くなります。
ただ、従業員数が100人以上いらっしゃる会社様なので、通常の鍵ですと管理が大変になります・・・(鍵を紛失されるとセキュリティ上交換が必要になりますからね)。その為、キーレス錠で電気を使わない製品が良いというご希望がありましたので、今回は長沢製作所のキーレックスを選定しお取付致しました。こちらの機種はそのままでは取付できませんので、扉を加工してお取付しております。扉がステンレス製のため少し苦労しました。
【BEFORE】左から順に室外側、室内側
【AFTER】左から順に室外側、室内側
・② 子扉「故障した鍵の交換」
子扉にはフランス落としと呼ばれる錠が上下に1ヵ所ずつ設置されています。よく子扉についているパチンパチンと操作するアレです。こんな説明で分かりますでしょうか(笑)?上側の錠は問題なく使用できるのですが、下側の錠は施錠操作をしても施錠されません。外して確認してみると・・・ロッド棒が腐食し先端が欠損していました。ロッド棒の長さが足りない事が原因で施錠されなかったんですね。ロッド棒だけの交換でも取り敢えず改善できますが、フランス落としの本体錠も錆により劣化しておりましたので、合わせて交換しています。
部品交換後、正常に使用できるようになりました。 ご依頼ありがとうございました。
~「フランス落とし」の語源~
洋風建築にフランス窓というのがありますが、フランス窓(フランス扉)に付けた「落とし金物」という事で「フランス落し」と呼んだ事が始まりというのが最も有力な説とされています(諸説あり)。
【写真】左から順に交換前、部品(左:既存品、右:新品)、交換後