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【写真】左から順に、扉穴開け加工、取付後室外側、取付後室内側

赤〇で囲っている箇所が新規設置部です

玄関の鍵の調子が悪いとの事でご相談をいただきました。
実は1ヵ月程前に鍵が動かなくなってしまい、別な業者さんに頼んで鍵を修理してもらいその後は問題なく使用できるようになったそうなのですが、また調子が悪くなり修理前と同じ状態になっているとの事でした・・・。

いざ現調してみると、錠前部品がかなり劣化しています。部品の腐食・変色具合から判断すると間違いなく部品の交換はされていないです。どのような修理内容だったのかお客様にお聞きしましたが、お客様も何も説明されなかったのでよく分からないとの事です＾＾；恐らくですが、錠前を分解して洗浄・潤滑をしただけだと思われます。ここまで劣化している場合、洗浄・潤滑をしても応急処置にしかならず、騙し騙しそれで使用できたとしても近々必ず動かなくなります。施錠状態で完全に故障した場合は最悪家に入れなくなりますからね・・・。何故そのような修理対応をされたのでしょうか。お客様にきちんと作業内容と作業料金をご説明しご了承のもと作業する必要があると思いますが、お客様はその業者様からは何も説明はされず直りましたよと言われ、作業料金も事後提示だったとの事です。特にこのような応急処置にしかならないような修繕方法であればモラル的に必ずお伝えしなければならないと思うのですが・・・。
当店では必ず作業前に、作業内容と作業料金をお伝えしご了承いただいてからの作業となりますのでご安心下さい＾＾

さて、今回きちんとした改善には部品を交換する必要がありますが、こちらの戸先鎌錠は大分前に廃盤となっており部品の入手ができません。お客様と色々ご相談した結果、既存の錠前部は残しつつ、既存錠の上に新たな錠前を設置致しました（外観上はダブルロックになりますが、既存錠は故障して動かないため実際はシングルロックです）。セキュリティ性の高いディンプルキーモデルです。
万が一にも既存錠が誤作動で勝手に施錠などしてしまわないよう動作ユニットは安全上抜き取っております＾＾
ご依頼ありがとうございました。