四国化成門扉 合鍵/スペアキー作製

写真内左から純正キー、作製したスペアキー、使用したブランク(土台)
「四国化成の門扉の合鍵を作れますか?」とお電話でお問い合わせをいただきました。何店か鍵屋さんを回られたそうなのですが、特殊な鍵なので作れないとどこもお断りされてしまったそうです。
四国化成の門扉の鍵は何度か作製した履歴がありますが、一口に「四国化成の門扉」といってもかなり種類がありますので、お電話だけでは分かりません。
後日店舗にお持ちいただきましたので、確認してみると・・・同型形状のブランク(土台)は製造されていないようです。そのため他店様でお断りされてしまったのでしょうね。鍵の形が近くてもダメなんですね。「鍵の長さ」、「横幅」、「厚み」、「溝の形状・本数・厚み・長さ」等が一致していなくてはなりません(厳密には他にもありますが割愛します)。たかが鍵ですが、何気に奥が深いのです(笑)
まずかなり近しい土台はあるのですが、溝の幅・深さが足りません。見た目はほぼ同じなんですがこれでは鍵穴に入らないんですね。その為、溝の幅と深さを特殊マシンを使用して、土台を加工しました。この加工した土台を使用してあとは普通に合鍵をカットするだけです。お客様も半分諦めていらっしゃったようですので喜んでいただけました。
ご来店ありがとうございました^^
専用の「合鍵用ブランク(土台)」が製造されていないお客様へ
合鍵用ブランクは、錠前メーカーが製造しているのではなく、ブランクメーカーが製造しています。ブランクメーカーは一定数以上の販売量が見込めるものしか製造致しません。例えば海外製の製品や、国内製品でも流通量・出荷量が特に少ない製品については、合鍵用ブランクは製造されません。
当店で上記に該当する鍵のスペアキーを作製する場合、形状や寸法が近いブランクを探し、加工を施し、土台から作製致します。その為、以下の点を予めご了承頂きますようお願い致します。
・形状や寸法が近いブランクを探すため、一定期間元鍵をお預かりさせて頂く場合がございます。
・何度か再調整が必要になる場合がありますので、その際は元鍵と作製したスペアキーの両方を店頭へお持ちいただくようお願い致します。